第 241 回 PTT のお知らせ


日時: 1998年7月30日(木) 18:30 から
場所: 東京大学教育用計算機センター会議室
地下鉄千代田線根津駅下車.綾瀬にむかっていちばん前の改札口を通って地
上に出る.右手すぐに"根津一丁目"という交差点が見えるので,そこを右折し
て(ゲームセンターと薬屋の間の道)坂を登る.信号の少し手前左にある東大
の入り口を入って直進するとつき当たり付近に大型計算機センターがあります.
その建物の4階です.  
マップ  を参考にして下さい. 通常の入口は7時にしまるので, それ以降
に来るときは守衛さんのいる出入口で記帳をする必要があります.

話者: 吉良智樹(農工大・電子情報工学科・コンピュータサイエンスコース)
題目: 初心者入門用言語「若葉」でWAKAれようBAsicから
概要:
現在、プログラマの重要性は増す一方であるのに対して、その入門者にとっ てはプログラミング技術の習得 は難しいという声をよく耳にする。これは、 初心者入門用の言語がその役割を果たしきれていないという現状である。

そこで、初心者入門にとことんこだわったプログラミング言語を開発しよう ということで、「若葉」を開発した。若葉は、これからプログラミングを学習 しようという人が、最初に習得しやすく、かつ他のプログラミング言語にもそ の知識が応用できるような言語を目指している。若葉の二つの大きな特徴は、 単純で簡素な言語仕様と、若葉システムのJavaシステムとの関連性である。一 つの制御構文には一つの記述方法、変数の型を数値型と文字列型に限定、など といった言語仕様の簡略化は、プログラミング技術の習得を容易にする。また、 「若葉」処理系をJavaで記述し、「若葉」で書かれたプログラムをJavaVMで実 行させることで、プラットフォームに依存しないポータビリティの保持や、豊 富なクラスライブラリの流用などが可能となる。本発表では、この「若葉」の 概要と、若葉サブセット版の説明、今後の開発方針などを発表する。





第 241 回 PTTメモ


出席者: 石畑清(明大), 和田英一(富士通研), 尾河裕, 伊知地宏(富士ゼロックス), 立山義祐(NEDO), 並木美太郎, 高野誠, 和田浩幸(農工大), 海田美香, 岩崎英哉, 丸山一貴, 寺田実, 田中哲朗(東大)
質疑応答: